小僧のブログ

Nゲージを中心にブログを書いてます。
不定期更新です。

E351系 量産先行車を作る 〜 その2

E351系量産先行車を作る...第2弾。
先日入手したこちら。

バルディローズ製で、中には量産先行車の特徴的な熱交換器が入っている。ホワイトメタル製で12両分が入っているので結構な重量。
コイツを、まずは中性洗剤を薄めたぬるま湯でジャブジャブ洗って脱脂してから、乾かした後で下地塗りとしてメタルプライマーをスプレーしてさらによく乾かす。完全に乾燥したところで、熱交換器部分は銀色、ランボード部分は灰色1号にスプレー。


続いて屋根の加工に。残念なことに、KATO E351系では通風器も列車無線アンテナも屋根パーツと一体成型である。
E351系の屋根部分を取り外して、量産車のクーラーを外すと同時に、量産車にはあって先行車にはない通風器をニッパーとデザインナイフで綺麗に切り取る。また、列車無線アンテナの取り付け位置も量産車とは異なるので、アンテナもニッパーで切断。

写真の通り通風器のところに穴が空くので、ここに光硬化パテで穴埋め。これを12両分...なかなか骨が折れる。

これが硬化した後。表面を調整してこれから塗装。実際には屋根を何色で塗ればいいのか実車を見ても汚れてるせいでわからず...結局灰色1号で塗ることに。
塗装が十分乾いたら、列車無線アンテナの取り付け穴を改めて開けたり加工を進めてボディへ取り付けへ。

E351系 量産先行車を作る 〜 その1

ブログを初投稿。
Nゲージは20年ぶりくらいに復帰。プラモデル世代で育ったおっさんなので、吊るしでそのまま走らせるのには何となく物足らず、復帰早々に無謀にも模型いじりに挑戦。


第一弾は、個人的にJRの中では一番好きな車両であるE351系。
しかも、量産車よりも量産先行車の方が好きだったりという変わり者。
KATOからは量産車がモデルとして発売されているが、量産車も欲しいが先行車も揃えたいというわけで、量産車1編成と先行車用に1編成と、フル編成で2セット購入。1セットを先行車改造の種車とした。


だがしかし...量産車と量産先行車の違いって地味にいろいろ多かったりする。目立つところだと屋根上の熱交換器と乗務員室扉の窓の大きさくらいだが、他にもいろいろ。


<量産車と量産先行車の違い>

  1. 熱交換器の形状とランボードの有無
    先行車は丸みを帯びた大型のもので、量産車は角張った小型のもの。先行車は大型につきランボードがつく。
  2. 乗務員室扉の窓の大きさ
    先行車の方が量産車よりも窓の高さが低い。
  3. 屋上機器の配置の違い
    量産車では車両の両端に通風器のような機器が取り付けられているが、量産車にはなかったり、松本よりの先頭車であるクハE351-1000にアンテナが配置されていたりと、屋上機器の配置に細かい違いがある。
  4. 先頭車の運転室部分の形状
    よーく見ると、一言で言えば先行車の方が「頭でっかち」。客室から運転室部分に向かっての屋根の膨らみが先行車の方が大きい。量産車は先行車より頭がスリムになっている。
  5. 客用扉下の膨らみの有無
    量産車には写真のようにドア下に膨らみがあるが、先行車にはない。
  6. 床下機器の配置
    いろいろ違いがあり過ぎるのだが、量産先行車では抵抗器が付随車に付くなど床下機器の配置がかなり違う。
  7. パンタグラフ周り
    双方とも同じシングルアームパンタグラフだが、パンタ周りの配線が先行車では異なっていて、ボディ側面に配線用の凹凸がある。

などなど。自分の力量では床下の配置換えなどは難しすぎそうなので、どこまでも量産先行車「タイプ」になってしまうが、一念発起で改造に着手した。


量産先行車だとパッと見てわかるシンボルはやっぱり屋上のクーラー(正確には熱交換器)。コイツに似ているパーツがないかなぁとお店で探しまくるが、なかなか現れず。加えて、KATOのE351系を使って量産先行車を作ろうってことをあまり世の人は思わないのか、インターネット上いくら検索しても改造例が見当たらず。
そんな中、偶然にも見つけたのがこれ。

バルディローズ製で、なななんと、E351系1000番台(量産先行車)に変えるためのクーラーパーツと来たもんだ。少々値は張るが一番しっくりきそうなので早速ネットで注文。これからE351系量産先行車の製作のスタートである。